井筒 俊彦。 井筒俊彦『意識と本質』(5)|三宅 流|note

【Review】ドキュメンタリーが示す新たな井筒俊彦とその可能性 text 吉田悠樹彦

大川周明と井筒が活動をしていた背景には戦前の日本軍が各地にいたムスリム勢力を利用し独立国をつくろうとしていた。 井筒は多くの日本人がイスラーム文化を強く認識していなかった時代に、巨人で難解であることが知られていた。 『イスラーム生誕』中公文庫、1990年• 芭蕉にとっての普遍的「本質」は事物の存在深層に隠れた「本質」だ。 ムハンマドの頃の口語だから、日本語でいえば「何々で候」というような調子らしい。 1979年、日本に帰国してからは、日本語による著作や論文の執筆に勤しみ、『イスラーム文化』『意識と本質』などの代表作を発表した。 『神秘哲学』人文書院、1978年• 戦前を代表する哲学者の一人であり、日本における最初のキリスト教哲学者。 エッセイは井筒俊彦との初めての外遊 懐かしい響きだ に出かけるところから始まる。

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井筒俊彦と禅

(神話学・古典文献学)• ギリシアの場合は、プラトンがリアリズムで、アリストテレスは、それに対立して個物しかないと言ったのです。 『』(岩波文庫(上中下)、1957-58年、改版1964年、新版2009年/ワイド版2004年)• しかしもし眼前の花から「花」の「本質」「名」を失った時、私たちの意識は方向性を失い、ある「ねばねばとした」目も鼻もない不気味な存在の渾沌の泥沼にはまりこんでしまうだろう。 neoneo web 2018年9月1日. イスラーム文化• その議論は、神の定義には実在性が含まれているから、神は必然的に実在すると主張したわけだが、それと同じことを、井筒が援用したイスラーム哲学も主張しているように聞こえる。 監督も名選手は監督としてろくな奴はいないのですよ。 メンバー、会員。 主客が溶けて混ざりあった根源的次元において、一瞬だけ光る「本質」を詩的言語で捉えようとする熱情に感嘆してしまう。 井筒俊彦の弟子、イスラーム学者、元国際大学教授、同大学中東研究所所長• こう言いたくなる。

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本質直観:井筒俊彦「意識と本質」

1979(昭和54)年、イラン革命のためテヘランを去り、その後は研究の場を日本に移し、著作や論文の執筆、講演などに勤しんだ。 復員後は産経新聞の記者となる・・・ 1914(大正3)〜1961(昭和36)年。 だが今回100人以上のインタビューを収録するドキュメンタリー作品が実現した。 ナスロッラーがイスラーム研究発展の経緯をたずねたときだった・・・ エラノス、あるいはエラノス会議、エラノス学会ともいう。 井筒はイスラーム思想を中心にあらゆる東洋哲学に(実は西洋哲学にも)精通していた碩学(せきがく)中の碩学。

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『コーラン』を読む ・岩波現代文庫(井筒俊彦) / アニマ書房 / 古本、中古本、古書籍の通販は「日本の古本屋」

東京都生まれ。 職歴 [編集 ]• 井筒訳の「コーラン」をめぐる、正確でありながらやや古風な日本語による訳の問題、戦犯として逮捕された大川と井筒の関係をめぐる問題、井筒はイスラーム教徒にならなかったということなどアラビア語・イスラーム研究で必ず語られるテーマにも触れている。 ちなみに、語学的な才能に富んでいた井筒は、アラビア語を習い始めて1か月で『コーラン』を読破したという。 このトピックは個人的な勉強と備忘を兼ねたものなので、語の使い方や解釈に誤りがあるかもしれないが、まずは気楽に書いてみたい。 (67歳) - 慶應義塾大学。

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井筒俊彦(いづつとしひこ)とは

個々の机があって、それの集合を机と呼ぶのであって、机一般なるものはない、という考え方です。 フーゴー・ラーナー(教会史)• の数ある流派の中で、この問題に真正面から、実践的に取り組もうとしたのが禅である。 イスラーム文化 1981年-1983年• のち、西脇順三郎が教鞭をとる英文科へ転進。 新聞社に送ればあら不思議、あっさり新聞に掲載された。 この間に出会う綺羅星のごとき碩学たちとの交流は、それこそオリンポスの神々の祝宴を思わせる贅沢さである。 「本質」とは、「Xとは何か」という問いに対する(正しい)答えである。 1993年北鎌倉の自宅にて逝去(78歳)。

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本質実在論と意識の階層構造:井筒俊彦「意識と本質」

(61歳)~(65歳) - イラン王立研究所教授。 「コトバ」という一語である。 1937年(昭和12)慶応大学文学部卒業。 『コーラン』の邦訳でも知られる。 『意識と本質』を読もうとしたが途中でやめたというひとに何人出会っただろう。 『井筒俊彦全集』(全12巻、別巻1、2013年-2016年)。 そして、主客に分断された日常意識が消えたときに、 一瞬だけ普遍的「本質」が自己開示するのだ。

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